アートプリント Eddy Merckx Vittorio Adorni 1968

このヴィンテージ写真の復刻版には、特別なつながりを持つ2人のチームメイトが写っている。

1967年、エディ・メルクスは自身初のワールドチャンピオンに輝き、次のシーズンからファエマと契約を結んだ。ファエマチームのもう一人の新メンバーはヴィットリオ・アドルニだった。若い世界チャンピオンの面倒を見る強力なライダーだった。
1968年、アドルニはメルクスにグランツール中の正しい食事と休養の取り方を教えた。メルクスはこの知識を生かし、自身初のロングステージレース、ジロ・デ・イタリアで優勝しただけでなく、山岳賞とポイント賞も獲得した。アドルニはこのレースでメルクスに次ぐ2位となった。
その年の暮れ、世界選手権が開催され、アドルニはゴールまでまだ90km以上ある地点でアタックをかけた。10分差で勝利したのは、チームメイトのエディがカウンターアタックを開始しなかったことも一因だった。

アドルニがカメラマンを務め、2人がふざけているこのシーンからは、2人の絆を感じることができる。現世界チャンピオンと新世界チャンピオンの共演が見られる素晴らしい瞬間だ。

このアートプリントは、イタリアで最も重要なジャーナリスティック写真エージェンシーのひとつであるミラノのオリンピアのプレスサービスから、オリジナルを高画質で復刻したものである。

サイズは29.7cm×42.0cmのA3サイズ。