チネリS.C.スーパーコルサ・クラシックロードバイク 1960年代

多くの言葉を必要としない自転車。まさに完璧。
その チネリS.C. は、史上最も伝説的なレーシングバイクのひとつであることは間違いない。
1950年頃に発表されたモデロS.C.-スーパーコルサは、一時期スペチアーレ・コルサと呼ばれ、最終的にスーパーコルサとなった-は、ブランドが1978年にコロンボ・ファミリーに売却された後も、数十年にわたってチネリのトップモデルであり続けた。

チネリ・スーパーコルサは、常に顧客にとって、またフレームビルダーにとっても非常にプレステージの高いモデルであった。

最初のチネリ・スーパーコルサは、ルイジ・ヴァルサッシーナによって製作された。彼は、ファウスト・コッピがビアンキチームに乗っていた頃、彼のフレームも製作していた。ヴァルサッシーナは真の巨匠であり、彼の仕事の質の高さは、このバイクが示しているように否定できない。

このチネリS.C.スーパーコルサは1960年初頭に製造されたもので、ボトムブラケットにオイルポートと排水孔があるのが特徴。シートステーボルトのファストバック、クロームメッキの尖ったラグ、完全に傾斜したフォーククラウンなど、スーパーコルサのトレードマークともいえるディテールを備えている。

チネリ・スーパーコルサのフレームは、イタリアのサイクリング・マニュファクチュールのエッセンスを完璧に体現しており、数十年を通してデザインのベンチマークとなっている。特に1960年代には、最も勝利を収めた自転車モデルのひとつであった。

このモデルには Campagnolo グラン・スポーツ・シフティング、ユニバーサル・ブレーキ、マラストーニ・クラック、ブルックス・サドル、そしてもちろんチネリ製コックピット。ニトールのシートポストもいいアクセントだ。

クラシックなサイクリング・イベントや週末のライドに、スタイルと気品で挑むには最高のバイクだ。