メカサイクル ターボ スプリットチューブ ロードバイク 1980年代

1980年、レイモン・クロゼは有名な自転車メーカー、メルシエの仕事を辞めた。しかしそれは、フランスのサンテティエンヌにあるメルシエの工場からほど近い場所にあった、経営難に陥っていたメカサイクル社を買収するためだった。

すぐに彼は、かなり革新的なデザインで自転車界の注目を集めた。そして メカサイクル・ターボ はそのひとつだった。
プロのサイクリストのために設計されたこの自転車は、シートチューブを分割することでフレーム剛性を高め、ホイールベースを短くすることでハンドリングを極めて容易にした。

このアイデアは決して新しいものではなかったが、フレームは非常に高い品質基準で作られ、長年にわたって成功を収めた。チューブのほとんどは スーパーバイタス コロンバスSLやレイノルズ531に似たものが使われていた。これらのチューブは、フィレットろう付け、バイラミネート、ラグ付けなど、それぞれのジョイントに最適と思われる方法で接合された。
このフレームは、700cホイール用の標準的なレーシング・フレームで、完璧なバランスのライディング特性で有名だった。

このバイクには、ストロングライト、シンプレックス、マヴィックといったフランスの高級パーツが装着されている。そしてもちろん、必要な特製フロント・ディレイラー、Huret Jubileeもある。トップには滑らかなペリシエ・ハブと珍しいマヴィック・ハンドルバーがある。もちろん、内部クランプ式のルビス・シートポストもある！- いいでしょ？
かなりレアなクラシック、伝説のバイクだ。エロイカ・レースにも、週末のロングライドにも、街角のショートスプリントにも。
バイクは徹底的にチェックされ、すぐに出発できる！