プジョーPH12エアロロード1983

プジョーは、20世紀に大きな成功を収めた初期の自転車メーカーのひとつである。最初の自転車は1882年にはすでに製造されていた。しかし、彼らの名声が高まったのは、主にレース活動によるものだった。プジョーは1903年から1983年まで、勝利したレースチームやサイクリストのスポンサーを務めた。

この間、プジョーはツール・ド・フランスで10回優勝し、数え切れないほどの選手権、クラシック、ワンデーレースを制覇した。トム・シンプソンとエディ・メルクスが1965年と1967年の世界選手権をプジョー車で制した写真を見たことがない人はいないだろう。 プジョーPX 10?

80年代、ほとんどすべての自転車メーカーが、エアロデザインという新しいビジネスに熱中していた。コンポーネント、チューブ、フレーム全体のジオメトリーは、風の抵抗との戦いにおいてより効果的であるはずだった。私たちの プジョーPH12エアロ は、こうした実験の完璧な例である。ダウンチューブ、シートチューブ、シートステー......楕円チューブ断面はクールだった。今でもそうだ。トップには、すべてのケーブルが内部配線されている。
この自転車にはほとんど使用された形跡がなく、保管時に少し磨耗しただけである。オリジナル・タイヤは保管年数が経過していたため、パンク・プロテクション付きの新品のパナレーサー・パセラPTに交換した。
総じて、普段乗りに最適な自転車である。