プラム・ヴァンクール・クラシック・ロードバイク 1970年代

ベルギーのゲントに本拠を置く地味な自転車店プラムは、サイクリング界でその名を馳せており、100年以上の歴史を振り返ることができる。
このショップは1910年、創業者の名前であるポル・デスネックにちなんで "PDS "としてスタートした。数年後、ポルは店名をフランス語で羽を意味するLa Plumeに変更した。
多くのクラシックレースや有名なシックスデイが開催されるフランドル地方のサイクリングの中心地に位置するこの店は、頻繁にチームのスポンサーを務めた。そして50年代から60年代にかけて、プラム・ショップは、トミー・シンプソンをはじめとするヨーロッパでレースする先駆的なイギリス人ライダーたちの非公式な拠点となった。

チームにバイクを提供し、独自のブランドを確立するため、プラムはフレームビルダーを雇い、本物のワークホース、プラム・ヴァンクールを作り上げた。これらのバイクは信頼性の高さで有名になり、ゲント-ウェヴェルヘムのような最もハードなレースでも優勝するライダーに人気の高い選択肢となった。

そして今回ご紹介するのは 1970年代のプラム・ヴァンクール. フレームは石渡鋼管製と思われる。 Shimano最高級のグループセット、デュラエースを搭載している。
フランドルの悪路で威力を発揮する気取らないバイクで、ヒストリックレースにも向いている。もちろん、週末ののんびりライドにも使える。